令和の米騒動 その1
昨日から、3月並みの暖かさだそうだ。どうりで、過ごしやすいはずだ。昨日のウォーキングも、スムーズに歩けた。鼻水も出ることがないし、ジャンバーの前を閉めることなく歩くことができていた。それでも、汗ばむくらいなんだから、3月並みの暖かさおそるべしだな。
ほんと、このまま春に突入してもらいたいんだけれども、暖かくなったと思ったら、やっぱり天気は下り坂なんだそうだ。いっぺん、この小春日和みたいな過ごしやすい日々を体験したうえで、また寒波でもきたら、凍え死にしそうやわ。ほんま、いややわぁ~~。
令和の米騒動がまだまだおさまらない。昨年の8月に、江藤農林水産大臣は「新米が流通すれば、価格は一定の価格水準に落ち着く」と官僚の書いたペーパーを読んでいた。
それが何のことはない、新米が出回っても一向に値段は下がらない。逆に、値段は上がったまま高値安定ともいえる状況だ。まさか、この高値が一定の価格水準じゃないよね、江藤さん。寝とんちゃうの~、夢でも見てんのか。全く、頼りにならないネトウ大臣だね。
お米は価格の優等生だった。ここしばらくは2000円台半ば程度までのはずだ。それが、一変して異常な高騰が続いて、前年比72%も上昇しちゃった。もう、価格の優等生でも何でもない。ようやく、我々庶民の生活が破壊されそうな状況となっているなか、オタク石破ちゃんは重かった腰を嫌々あげて、備蓄米の放出を決めた。(もっとも、今決めても放出は3月くらいになるらしいけれども・・・)
ネトウ農水大臣は、「コメはあるのに、21万トンも集荷業者の出荷数量が集まらないエビデンスが明らかになった。」と、今回のコメの流通不足による価格高騰は、あくまでも流通面の問題だと強調している。するってぇ~と、どこかで誰かが転売とかを目的に、こっそりとお米を買い占めたってことですかい。
いやいや、違うでしょう。令和5年の生産量は661万トンじゃないですか。農水省が開催した食糧部会(2024年7月30日)では702万トンとしているじゃん。すでに、足りていないよ~。これって、もう農水省の自作自演のコメ不足騒動じゃん。なんだか、お米を高くしていこうという政策的なものを感じる。
かつて、食料不足を解消するために食糧管理制度が行われ、政府の統制下におかれていた。そんな中、お米は買い取り価格よりも売り渡し価格が安くなってしまった。そこで、本格的な生産調整手段の政策として減反政策が実施され、転作奨励金がばらまかれることとなった。2018年に廃止になったはずなのに・・・・農水省はいまだに奨励金を出して、転作を奨励している。
何故なの?? そっか、生産調整を巧みに行って、コメ余りによる価格下落を防いで、農家様と農協様をお守りされているわけだね。いやぁ~、料簡が狭すぎるよ~農水省さん。この需要と供給の差が歴然としていれば、当然、理に敏い投機筋や転売ヤーが集まってくるでしょう。
食料自給率が38%程度しかない国で、何をせこい政策を画策していることやら。食糧問題は、国の安全保障と同様に重要な課題だと思うけどなぁ~。まずは、農家というかお米を作っている方の所得を上げるために何をするのか、そして人出不足をどのように解消するのかを考えないとなぁ。
なんだか、いつもいつも天候や異常気象のせいにしてきたからね。これからの世の中、食料確保をめぐって世界的な争奪戦が始まる可能性が大きくなっていると思う。いつまでも、食料を海外に頼っていては、国が滅んでしまうよ~~
安定的に食料を供給するために、令和の米騒動をしっかり見極めなければいけない。今回のように備蓄米に手を付けても、一時しのぎでしかない。自分の懐や役職のことばかりに目を向けないで、国民の生活に目をむけてくださいな、議員さんと官僚さん。
ネトウ大臣、今ままだと”官僚の腹話術人形”になっちゃっているよ~~。
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