あきれた経営者がいたもんだ

 春分の日が過ぎて、気づかないうちに春の選抜高校野球が始まっていた。そして、気づかないままに、MBS系列で高校野球の中継もしていないことに気づいた。σ(-"-) 子供の頃は、MBSで実況放送していたのに、民放での放送をしていないってことに、今更ながら知った。まぁ、インターネットとかがあるから、実況中継をしていなくても別にどうってこともないんだけどね。




ニデックのニュースが3月になって出てきている。昨年東京証券取引所から特別注意銘柄に指定されてから、株価も不安定になり、問題があからさまとなった結果だ。ニデックと言えば、かつては(株)日本電産という名の会社で永守重信という経営者が有名な会社だ。一時は、マスコミにももてはやされていて、稀代の名経営者とか持ち上げられていたことを覚えている。


しかし、この会社に三顧の礼をもって自らがスカウトしてきた経営のエキスパートといわれる人たちは、ことごとく能力不足を指摘され、1~2年でこの会社から去って行っていたものだった。吉本浩之氏、関潤氏と日産からスカウトしてきたにもかかわらず、いずれも2年程度で失脚していった。そういや、ユニクロの柳井会長も、部下を信頼しきれずにすぐに社長を交代させていたなぁ。創業者の悪い癖なのかもしれんな。自分以外は信頼できない悲しい人たちなんだろう。まぁ、部下としてはあまり使えたくない上司であることには間違いない。(でも、良い会社って言われている会社は、えてしてこういう実態があったりするもんなんだけどねぇ・・・)

永守氏は、これまで優秀な技術を持ちながら経営不振に陥った会社を買収し、子会社化して企業を大きくしてきた会社だ。そして、ハードワークを自社の基盤とそうだ。創業時からのメンバーの一人は、風邪で40度の熱でも出勤したとか、午前3時・4時まで残業しても翌日は定刻までに出勤しただの、事故で足を骨折しても松葉杖をついて出勤したとかの逸話を良しとしているようだ。もう、昭和のノリというか、今では到底受け入れられないモーレツ社員像しかもっていないオヒトのようだ。


また、社員にもことあるごとに怒鳴り散らし、怒っていたらしい。その怒りかたも相手が震え上がるほどの極限まで振り切った怒り方だったそうだ。机を思いっきり叩くのは日常茶飯事、取引先の前で社員を怒る、花瓶を床にたたきつけて割る、近くのモノを蹴っ飛ばして壊すなどが行われていたそうだ。って、もうヒステリーか精神的に病んでいるでしょ。これを今の時代にするっていうメンタルが分からん。そして、それを受け入れている社員がこれまたわからん。

おそらく、企業の態をなしていない組織なんだろうな。いうなれば、創業時の永守家の家業そのままの組織なんだろう。そんな組織で、創業者の言う事に逆らうなんて、会社人生を無にすることと同じなんだもん。昭和の頃には、こういう会社は多かったよ。特に、流通系の会社は昭和40年代初頭に会社組織になったけれども、あいかわらずの家業そのままで、図体だけがでかくなったようなもんだった。そして、取り巻きは創業者のお気に入りと腰ぎんちゃくみたいな茶坊主というものだった。もっとも、流通系の大手といわれる会社は、結局は会社組織にはなり切れずに、消えていってしまった。かつては、スーっと出てパーっと消える”スーパー”と言われていた。昭和はなんとかなったけれども、平成には多くがスーっと切っていってしまった。


こんな、創業者が率いるニデック、名前だけはカタカナに改称して現代風に見せているけれども、その中身は結局は図体がデカイだけの個人商店みたいなもん。経営者が無理難題を振りかざせば振りかざすほど、良識ある人は組織から去っていき、腰ぎんちゃくの茶坊主と、倫理観なぞ持たず考えることもしないその場しのぎの奴らだけの組織になってしまう。

永守氏の経歴に傷をつけないために、無理に無理を重ねた増収増益の会社の数値も、実は嘘に塗り固められた、実態とはかけ離れた姿でしかないことが、ようやく白日の下に晒されたってことだろう。たんなるパワハラ親父にすぎない。そして、”部下の成果は自分のモノ、自分の失敗は部下の責任”を地でいっていたんだろうな。こんな上司の下では、まともな人が集まってきて闘う集団になんかなれっこない。自分の思い通りにならないと激怒するような社長の下では、戦わずして楽に成果が上がる不正の温床を構築していくことが至上命題になっていったんだろう。名経営者がそれすら見抜けないなんて、どこに目をつけていることやら。自分の都合のよい結果だけを求めるなんて、できそこないのポンコツ経営者ですらない。会社法の善管注意義務違反にもつながる、犯罪者とみることさえもできそうだな。


それにしても、そういうことを知りながら、永守氏を名経営者として崇め奉り、賞賛しまくって来たマスコミは、今回も性懲りもなくニデックの粉飾決算について手のひら返しでたたきまくっている。2年程度で代表取締役をコロコロと挿げ替えるような会社なんだから、怪しい動きをしていたことぐらいはわかりそうなもんだ。それを、当時は一切追求していないマスコミって何なんだろう。まさか、自社のお得意様で重要な顧客には、自らの「ペンは剣よりも強し」を引っ込めて、「お金はペンよりもおいしい」って言っていたのかな。

それにしても、サントリーを辞任した新浪剛史氏といい、今回ニデックを辞任した永守重盛氏と言い、なんとも金の亡者のようなさもしい顔になっていることに気づかないのだろうか。こんな経営者が令和のこの時代にまだいたんだと、あきれかえってしまう。


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