ここは宝の山だぜ

 きのうからの、寒の一休みが今日も続いている。なんでも、明日からは再び寒の戻りで厳しい寒さが帰って来るらしい。北日本では、雪の降るお正月となるらしい。昨年、能登地震で被災された方や、先日の青森地震で被災された方が、無事にのどかなお正月を迎えられるように切に願っています。




今年は、クマによる被害がとても多かった。人命を落とす被害までも出てきており、野生のクマとの共存についてを考えざるを得ない状況である。

かつて子供の頃、クマについてのお話というか伝承のようなものを聞いた覚えがある。その中では、クマは山の神様だという話であったはずだ。山の神様であり、神聖にして犯すべからずモノなのだろう。そういう言い伝えで、クマとの距離を取って来たのかもしれない。山の中で暮らしているクマとは距離をとりながらも、人里に下りてきたクマは山から出た途端に”悪い神様”となる。この”悪い神様は”人に禍をもたらすので、必ず狩らなければならないとされた。


本来は、人間を恐れるはずのクマなのに、人里に出てくるという事は、山の中に食べるものがなくなり錯乱状態となり、離れるはずのない山をはなれて人里に下りてくる。もう、そこには食べ物に飢えた禍々しい生き物としてしか存在しないクマとなっている。食べ物のためなら、恐ろしいはずの人間にも向かってくる。とてもじゃないけれども、まともな精神状態とは言えないところまで追い込まれているのだろう。

そして、クマはとても執着心が強いそうだ。一度自分の縄張りにしたり、自分のものとなったものに対して、異常なほどの執着心を持つのだという。自分のモノを横取りするモノには容赦なく攻撃をしてくるということだ。


いま人里に現れているクマは、すでに人里を自分の縄張りとしているのかもしれない。自然の山の中では、食べ物を探すのにも四苦八苦するのに、恐ろしいはずの人里に出てみれば食べ物が豊富にある。人里では農作物や果実の生る木があるため、宝の山と感じているのかもしれない。そんな縄張りにいる外敵には、凶暴に攻撃してくるのは至極当然の理なのだろう。そして、宝の山の人里に執着して、山に帰ることはなくなるのではないだろうか。なにしろ、食べ物は豊富にある。しかも、食べ物を探す苦労をする必要もない。そして、最悪なことに、人の味を覚えたとなると、もうエサは潤沢にあるのだから、山からおりてきたクマにとっては楽園になってしまう。

山の神でもあるクマとはお互いに共存しながらも、山を下りてしまった錯乱しているクマに対しては狩ることにより、生活防衛をすることも必要なことだと思う。ある自治体では、防衛省に依頼をして、自衛隊の方々が銃やナイフも携行せず、防弾チョッキと撃退用スプレー、防御盾と木の銃でクマ対策にあたられていた。あいもかわらず、ポエムくんの頭の中はお花畑で一杯のようだ。クマは相手に対して全力で向かってくる。走れば40キロ以上のスピードがあり、腕を振り下ろせば一瞬で人は死んでしまう。そんな危険なところに、丸腰のような装備で向かわせるなんて、危険すぎる。ポエムくんは自分だけ安全な場所にいて、人気取りのパフォーマンスをして目立ちたいようだね。もうちょっと(随分とだけど)世間のお勉強をして、し・っ・か・り・し・よ・う・ね。





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