言語化しにくい卓球の技術

 世間では、クリスマスイブの日である。この時期に、なぜか低気圧が近づいていて今日は雨が降るという事だ。東北や北海道ではホワイトクリスマスとなりそうだけれども、σ(-"-) の地方ではグリーンクリスマスってことになりそうだ。この雨は、明日のクリスマスまで続くそうなのだ。サンタさんも、そりでは来れそうにないな。




卓球教室が年内はもうないので、一人で卓球の練習をおこなっている。家の中で出来ることと言えば、球つきをおこなうか、せいぜいサーブの練習位しか思いつかない。フォア打ちやブロックの練習を一人でするには、あまりにも無理がある。卓球台もないので、廊下での練習となると特にできそうな練習がないので、必然的にサーブの練習をとなってくる。

そして、サーブの練習をするとなっても下回転のサーブの練習しかできない。上回転のサーブの練習をするとなると、ピンポン玉が強く跳ね返ることとなり、音がうるさくて家人から文句を言われる。なるべく静かな音になるように、下回転のサーブの練習一択が現状だ。しかし、この下回転も本当に強く回転を掛けられているのかが分かりにくい。


どうも、下回転を強くかけようと少し力を入れると、球は飛び過ぎてしまう。かと言って、力を入れないと回転はかからない、飛ばないの二重苦に陥る。

コツがあるのだろうけれども、このコツについてはなかなか教えてくれない。

言語化をしにくいのかもしれない。感覚で回転をかけているため、他人への伝えることが非常に無理があるのかもしれない。うまく伝えてくれるとありがたいのだけれども、どうもコーチ等をしている人達は、小さい子供のころから感覚で覚えたテクニックであり、言葉にしては伝えることに慣れ親しんでいないのかもしれない。コーチとσ(-"-) では感覚が異なっているので、「もう少し、擦って」と言われても、どうしたら擦れるのかがわからない。回転をかけて打ってと言われても、どうしたら回転がかかるのか、スピードと回転を両立させるにはどうしたらいいのかが、上手く伝わってこない。


もっというと、ラケットをどう握って、どう振るのか、その時のラケットの角度はどうなっているのか、面はどうするのか、この辺りの基本的なところが伝わってこない。フェイクのモーションが多いのも、基本的な動作を理解しにくくしている要因であるのかもしれない。フェイクモーションが無ければ、こちらの意図が相手側に容易にわかってしまうので、必須動作のようにフェイクモーションを入れる。そして、フェイクモーションの方が目に焼き付きやすい。そのために、基本動作がしっかりと見えてこないという事が起こっているように思う。結果、基本動作については一つ一つを試行錯誤、模索しながら習得するよりほかはないのではないかとも思えてくる。


サーブの練習をしていても、回転を掛けると前に飛ばない。かといって、前にラケットを振るとネットオーバーをしてサービスミスになってしまう。下回転のサーブを出しても、回転の少ない、力のないサーブしか打てないままだ。まずは、サーブが思うように出せるようになるというのが、卓球技術の一つの山としてそびえている。なんとか、この山を越えて卓球を楽しめるようになりたいものだ。


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