ANAよ、あなたまで
毎年、毎年、この時期になるとANAとJALからカレンダーやら手帳が送られてきていた。しかし、JALは一昨年を最後にカレンダーと手帳が廃止され、小さい「JAL FLEET CALENDR」のみへとなっていた。これも今年が最後で、来年からはWEBでのカレンダーを楽しんでく大サイトのことだ。JALも随分とサービスを切って来たものだ。JALが経営危機になってから、あらゆるコストカット策を実施してきた一環なのだろう。サービスは無くなるのは寂しいけれども、大型のカレンダー以外は実際あまり使ってもいなかった。その意味では、大型カレンダーだけをもう一度サービスしてくれたらなぁというのが、σ(-"-) の思いだ。(代理店用には、いまだに無料でカレンダーを配布して代理店側は上客にはお配りしているのだから・・・)
そうこうしていると、ANAまでサービスの終了のお報せがやって来た。2026年版でダイヤリー・カレンダー・手帳ともに終了なんだそうだ。そうか、今年に送られてくるカレンダーと手帳が最後になるわけだ。なんとも、世知辛い世の中になってしまうものだ。このANAの手帳は、毎年使い勝手が良くてずっと使っていただけに、これが最後となると2027年からの手帳をどうするのかを考えなければならない。手帳の本体はどこにでもあるようなものだと思うのだけれども、手帳の外側のカバーは秀逸なものだった。昔は、この手帳にはおまけもついていて、ボールペンであったり、マネークリップであったり、キーホルダーなど、毎年毎年楽しみにしていた。そのおまけは、数年前にサービス終了となったものの、手帳のサービスは続いていたので楽しみにしていた。
これで、JAL、ANAともに会員への年度のご挨拶ともいえるサービスはすべて終了することになった。円安で燃料が高騰する中での企業経営としての判断なので、残念で寂しい気持ちも強いけれども、世の中の流れとしては当然のことなのかもしれない。本当に寂しい気持ちが一杯だけれども、このご時世では仕方がないのかもしれない。
そういえば、JALではマイルによる上級会員制度も大きく変更したようだ。これまでの搭乗累積によるライフタイム会員とかになってしまった。もっとも、JALも上級会員を増やし過ぎたのではないかと思うほど、あちこちに上級会員がいらっしゃった。飛行機に乗る前のラウンジも、一時期は混雑を極めて、落ち着いて搭乗待ちをすることも困難なこともあった。ようやく、会員の適正化を考え出したのだろう。
マイルでのチケットを取得しようにも、ほとんど取れないような状況が続いていたこともあった。そういえば、デルタ航空などは毎年のように会員制度の改悪が話題になっている。かつては、どこでも日本の空500マイル特典とかも実施されていたが、このサービスも数年前に終了してしまっている。特典航空券の必要マイル数もどんどんと必要マイルが多くなっている状況だ。
各社ともに会員の囲い込みはしたいけれども、サービスについてはかつてのように至れり尽くせりの無尽蔵なことはしなくなっている。たくさん利用してくれる会員には優遇をしながらも、そうでもない会員にはそれなりに処遇しているようになった。飛行機が特別で憧れの移動手段から、通常の身近な移動手段へと変更してきた世の流れの一環なのかもしれない。
船での世界一周とか、特別感のある旅行もある。それでも、やはり飛行機に乗って海外旅行に行くことも、まだまだ特別感を感じる。飛行機に乗り、機内食を食べ、パーソナルディスプレイで映画を楽しむ。そして、ビールや飲み物も供せられる。空港に行くまでも、なんとなく特別な気持ちになるし、空港で搭乗までの間にラウンジに行き、ゆったりと飲食をしながら時間を潰す。すべてが特別感を醸し出しているように思う。まだまだ、行きたい国も場所もたくさんある。リタイヤしたので、時間だけはいっぱいある。飛行機に乗って海外旅行をこれからも楽しんでいきたいのだ。これからも、これらのサービスは継続してもらいたいと切に願っています。





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