どこに行こうとしているんだろう
自民党と維新の会が協議の上、連立政権となることが決した。野党の一本化で何とか政権を奪取しようとしていた立憲民主党は、維新の会には裏をかかれ、国民民主党からは袖にされ、結局野党による一本化などどこ吹く風となった。
安住幹事長の、態度の悪さが足を引っ張ったといっても良いかもしれない。この夏に、執行部を一新したけれども、幹事長をちびっこギャングの安住氏にしたのが立憲民主党の失策につながったようなもんだ。これは、チェーンスモーカー野田氏のミスでもある。かと言って、前任の善人面した小川氏ではとてもじゃないけれども、何もできずに指をくわえてみているのか、「なぜ政権交代ができないのか」と映画のシナリオを考えている位でしかなかっただろ。
社民党の残党を抱え、リベラルでいたがるサンクチュアリなどの集団と、中道を標榜するが選挙には弱い集団が、折り合いをつけながらなんとか党運営をしているというのが本音ではないだろうか。そこに、なんにもわかっていない扇風機おばさんの吉野氏率いる連合が、茶々をいれるんだから、政策の骨を作ることさえ四苦八苦強いている状況だ。このままでは、どこへ行くのか立憲民主党さん。
♪♪♪
人を ちゃっぷちゃっぷちゃっぷちゃっぷ かきわけて
理念は すいすいすいすいすい おいといて
立民党は どこへ行く
選挙に弱い 議員をのせて どこへいく
せまい永田町の むこうには
選挙が きっと まっている
苦しいこともあるだろうさ
くるしいことだけあるんだよ
だけど ぼくらは集まるさ
いつでも負けて 泣くだけさ
すすめ 立憲民主党 立憲民主党
もともと、枝野氏が希望の党から排除された、左系の人たちを救うために作ってまとまったような党である。その後も、比例復活を期待して集まって来た人たちの寄り合いとも見える。いっそのこと、リベラル左系の党として出直し行けばいいんじゃない。でも、そうなると、連合は困っちゃうだろうなぁ。かつては、連合本部は社会党は推薦しないって大見えを切ったこともあったし、リベラルな左寄りの政策では連合内部で割れてしまうことになるんじゃないの。
政策そのものが相容れないのに、選挙対策で集まっているのって、単なる選挙互助会としか世間はみないんじゃないかな。エネルギー政策、安全保障問題、外国人への対応と基本的に異なる政策を持つ人たちが一つの政党に集まっているから、わかりにくく、どっちつかずになっている。そして、政策に芯が通っていたリベラルではない中道の人たちは、既に立憲民主党から離れてしまっている。そのため、中道的な政策論議はできずに、批判ばかりする社会党的な対応がメインとなってしまっている。フランケン岡田氏にしても、一丸の馬淵氏にしても、チェーンスモーカー野田氏にしても、リベラルではなく中道としての政策を推進したいのであれば、立憲民主党から離れた方が良いのではないだろうか。そういえば、野間氏なんかも立憲民主党に義理立てする必要はないんじゃないかな。
自民党でもない、国民の受け皿としての中道としての政策の柱を立てて、そこに賛同する人が集まれば、政権交代は容易にできるんじゃなかろうか。今のままだと、数を数える足し算でしかなく、政策的にも野合となり、いずれは分裂するしかないのだと思う。立憲民主党の心ある人たち(リベラルではない人たち)の今後に期待したい。
コメント