悪平等を押し付ける
東北北部も梅雨明けし、日本の全地域で本格的な夏到来となった。朝から、蝉の鳴き声が鳴り響いている。今日も、暑くなりそうだ。このまま、ドンドンと気温が上がっていけば、オタク石破ちゃんの読み通り、投票率は低くなり自民党と公明党に有利になりそうだ。世論の逆風に対して、天候を味方につけたかのようだ。今回の、投票済証は衆議院のハローウィンバージョンから、サマーバケーションバージョンへと衣替えしていた。
今日は三連休の中日。そして、子供たちが夏休みに入って初めての三連休。本来なら、夏休みで楽しいはずなのに、そんな中日に参議院選挙の投票日がおかれている。この3連休を存分に楽しみたい人たちは、既に期日前投票を済ませていることだろう。しかし、今日選挙に行く人たちは、連休の最中にわざわざ投票という時間を設けなければならない。子供たちにとっても、遠くへ行きたくても、親が選挙に行けば近場にしか遊びに連れて行ってもらえないような状況になっていまう。
なんとも、嫌な日に投票日を設定したものだ。もっとも、今日の深夜というか明日の朝までには結果は出ていることだろう。というか、20時の投票締め切りと同時に、当選確実の速報が流れ、1時間もしないうちに大勢は判明することだろう。
その後は、敗因の原因や、評論家の読み違いに対する言い訳合戦がはじまる。開票の結果がどちらに転んでも、評論家の人たちは「このような結果になるのは・・・」としたり顔で、自論を展開するのだろう。しかし、それは直前の見通しとは全く違っていたり、後付けであったりの”後だしじゃんけん”でしかない。
そして、自分たちの見立てが外れたとしても、一切謝ったり、責任をとったりという事はない。しかし、選挙で負けた政党の党首には責任論をぶつけてくるのが、彼らの仕事なのだ。自分だけは、安全な対岸にいて、あれこれと結果を知った後から言える、後出しの理屈をさも予見していたかのように述べることだろう。
マスコミは、選挙の公平性をどのように思っているのだろうか。今回の参議院選挙の期間中に、ある政党が負けるとか、過半数を割るというった報道がなされていた。また、ある党には誹謗中傷にも近しい報道がなされていた。これでは、報道としてとても公平性を持っているとは思えない。その政党に肩入れして、負けないように世論を喚起しているのではないかと穿った見方をしてしまう。
近頃、NHK等が繰り広げた2馬力選挙と、マスコミのこのような報道は、選挙という制度において根は同じと言えるのではないだろうか。それぞれの政党を、同じ時間映しているから公平というのではないだろう。悪平等と公平を取り違えているとしか思えない。
ひょっとすると、マスコミはある政党が勝たないと、不利益を被るという現実があるのかもしれない。ハニートラップとかマネートラップなのか、LAWトラップなのかと疑ってしまう。そんななか、”再生の道”と”チームみらい”の最終日の演説場所での調整は、一服の清涼剤であった。特に、”チームみらい”の安野代表の日本人としても安心して見られるやり取りは、本当にできる社会人としてお手本にしたいものだと思った。このやり取りで、誠実な対応をする安野氏と、譲り合いができる石丸氏の両名共に、好印象をあたえる素晴らしい対応であった。両名の対応は、日本もまだまだ捨てたもんじゃない、日本の誇りとしてしっかりと胸に焼き付けたい。そして、既存の政党の人たちには、両名の爪の垢でも煎じて飲んでいただき、パフォーマンスだけの大衆迎合の衆偶政治はもうやめにしてもらいたいもんだ。
なんにせよ、当選した議員には、素晴らしい日本を次の世代に引き継げるよう、日本人として胸の張れる政治を行ってもらいたい。
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